好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕

パパは腕を組んだまま、何もいわず黙り込んだ。


「君は学生かね? 社会人かね?」


私はドキリとした。

この状況でコンビニのバイトなんて言えるわけない。


「学校の近くのコンビニで朝のバイトを10年してます」


和希は正直に言ってしまった。

私は息苦しくなって、寒いのに冷や汗がにじんだ。


「……そうか」


パパはうなりながら、さらに深く腕を組んだ。