好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕

パパのジャンバーのフードの中には

小さな雪山が出来ていた。


この雪の中、ずっと私を探してくれていたのがすぐ分かった。


そんなパパを見ていたら

申し訳ない気持ちでいっぱいになった。


「ごめんなさい……」


「…もういいから…帰ろう」


パパが私に手を伸ばしたが

私は横目で和希を見た。


和希な何も言わず、うなずいた。