「ぐっ…うう……」


少しずつ意識が遠くなる。


しかし和希の力は弱まるどころか更に増し

段々と上半身が柵の外にまで押し出されていた。



パキッッッ!!!


何か金属のネジが外れるような音がして


俺を支えていた柵が外れると同時に

俺は一階の駐車場に落ちた。