好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕

次の日、いつもなら教室の日ではなかったけれど、

先生の出張の関係で、急遽、授業が行われる、はずだった。



知らない大人が2,3人、いきなり教室に入ってから

生徒は自習ということで教室待機になってしまった。

先生とその大人たちは別室で何か話をしていた。


「今日、ゆき姉ちゃん休みだね」

「もう留学しちゃったのかな」

あとに参加する幼児クラスの子たちもやってきて

教室中が異様なほど人であふれた。