好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕

そして、その喜ばしい出来事は、

彼らの怒りのスイッチを破壊させてしまった。




その日の教室が終わりになっても

彼女はなかなか外に出ようとしなかった。


留学のことをどうやって彼に伝えたらいいか

彼女は迷っていたのだと思う。


「おめでとう」

そんな気持ちを知っていたはずなのに、俺はまるで何も知らないように平然と言った。

「……なんでこんなことになっちゃったのかな」

彼女はやはり、悲しそうに呟いた。