好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕

「…淳以外にも彼氏いたんでしょ? その人たちとも?」

「そうね。学校帰りとかにどこかに寄ることはあったけど、わざわざ休日に二人で出かけるなんてなかったわ」

「変わってる」

改めて美紀にそう言われると

やっぱり、私って恋愛をしてこなかったんだな。

「光さんと…仲いいのね」

「えへへ。これでもずっと片思いでアタックしまくってようやくって感じ。学校帰りにリハビリに付き合ったり、色々頑張ったんだよね」

学校が終わって、慌てて帰る美紀の姿を何度か見かけたことがあった。

派手なイメージだったのに、人は見かけによらない。