母が倒れて

私は母の事を考えながらもずっと思っていた

不安だから誰かにすがりたい

大丈夫だって言って優しく慰めて欲しい

一人で居るのが怖い

でも心配かけるのは嫌だ
すがった相手もどうしたらいいかわからないだろうから迷惑じゃないだろうか

同情されてもお互いどうしたらいいかわからない


だから限られた人にしか話をしなかった


冷静に、時には笑っていた

私には心の余裕が無くて事情を知らない人達の誤解からくる言葉に耐えれる自信がなかったから

なら強がっていたほうが楽だ

そんな私を知ってか知らずか
はたまた見破られたのか

ある人は落ち着くまで待ってくれた
普段と変わらず接して笑わせ忘れさせてくれた


ある人達は駆けつけてくれ抱き締めて励まし一緒に泣いてくれた


ある人達は遠くに居ながら心配し連絡をくれた


あぁ…

私は一人じゃない
大丈夫

本当に大好きだ


そう思って泣いた