『今MRI撮っててさっきお母さんに会ったんですけど、泣いてるおばあちゃんとか見てそれでお母さん自分の状況わかったみたいで凄い泣いてました。何か言ってたけど全然言葉にならなくてわからなくて…』
その光景を思い出したのか涙を浮かべながらお嫁さんが話をしてくれた
私は意識がある事にホッとして思わず
『嫁ちゃんありがとうね。嫁ちゃんが居てくれたからお母さん無事だったよ。本当にありがとうね』と泣きながら言っていた
もっと早く気付いていたらと嫁ちゃんは思って思い詰めていたようで泣きながらそう言ってきた
けれどあれ以上早く気付ける事なんて絶対に出来ないし、むしろあの時点で救急車を呼べたのは嫁ちゃんのおかげだと思った
私ならパニックになって手遅れだったかもしれない…
そう思うと自分の不甲斐なさと感謝しかなかった
面会時間は14時からだったけれど検査が終わってたら家族なら早めに面会出来るかもしれないと言われたというので病棟に向かうと祖母と父が面会室に座っていた
『あひるさん良くきてくれたね、大変だったでしょ。ありがとうね』
涙を流しながら祖母が事情を話してくれた
肩を落とし何も喋らずジッと座っている父が痛々しかった
母の病室はナースステーションに繋がるガラス張りの監視部屋で扉には面会謝絶の札が下がっていた
面会申請をし待っていたけれど同室の人が容態が悪いらしく面会が出来なかった
その家族の人が医師から説明を聞いて医師と一緒に泣きながら戻って来て面会室に居た他の家族に説明する声が聞こえてきた
聞いてはいけないと思いながら聞こえた話からすると母と同じ日に入院した母より若い男性で人工呼吸器で延命している状態だけれど望みが薄いだろうという状態らしかった
こんなところで話をするなんて…とデリカシーの無さに苛立ちを覚えながら母も同じようになるんじゃないかという不安が強くなって涙が止まらなくなった
その光景を思い出したのか涙を浮かべながらお嫁さんが話をしてくれた
私は意識がある事にホッとして思わず
『嫁ちゃんありがとうね。嫁ちゃんが居てくれたからお母さん無事だったよ。本当にありがとうね』と泣きながら言っていた
もっと早く気付いていたらと嫁ちゃんは思って思い詰めていたようで泣きながらそう言ってきた
けれどあれ以上早く気付ける事なんて絶対に出来ないし、むしろあの時点で救急車を呼べたのは嫁ちゃんのおかげだと思った
私ならパニックになって手遅れだったかもしれない…
そう思うと自分の不甲斐なさと感謝しかなかった
面会時間は14時からだったけれど検査が終わってたら家族なら早めに面会出来るかもしれないと言われたというので病棟に向かうと祖母と父が面会室に座っていた
『あひるさん良くきてくれたね、大変だったでしょ。ありがとうね』
涙を流しながら祖母が事情を話してくれた
肩を落とし何も喋らずジッと座っている父が痛々しかった
母の病室はナースステーションに繋がるガラス張りの監視部屋で扉には面会謝絶の札が下がっていた
面会申請をし待っていたけれど同室の人が容態が悪いらしく面会が出来なかった
その家族の人が医師から説明を聞いて医師と一緒に泣きながら戻って来て面会室に居た他の家族に説明する声が聞こえてきた
聞いてはいけないと思いながら聞こえた話からすると母と同じ日に入院した母より若い男性で人工呼吸器で延命している状態だけれど望みが薄いだろうという状態らしかった
こんなところで話をするなんて…とデリカシーの無さに苛立ちを覚えながら母も同じようになるんじゃないかという不安が強くなって涙が止まらなくなった
