「ねぇ」
「何?」
「あんたの友達の斎藤 拓也と奈美の関係がどうか知ってる?」
「一回だけノリでヤったって言ってたぞ」
「ふぅーん…」
「どうしたんだよ」
「奈美から朝電話きて、妊娠したかもって」
「ブッ、はっ?」
飲んでた水を噴き出した。
「まだ本当かわかんないし、相手が誰かも聞いてないけど焦りようからして恋人ではないなって思って」
「あいつ…合コンとか行って不特定多数の女と関係持ってるけどまさかな…」
「いつかも奈美と2人で居たし、そうかなと思って」
「マジか…あいつも馬鹿だなぁ」
「奈美のタイプじゃないし、絶対ただの暇潰し」
「あいつも1人に絞ろうとはしないしな」
「私の振替休日が消える…」
「まぁ俺は拓也から言われるまで黙っとくよ」
「うん」
何で群馬まで来て、人のこんな話してるんだろ…

