「ただいま〜」
「おじゃましまーす」
「杏利…」
「桜ちゃんに頼まれて来ちゃった」
「何を?」
「大輝達いや、大輝を説得させるために」
「だって、光輝にぃは居候の身だから何も言えないけど大輝兄ちゃんはダメだって言うと思ったから」
「はぁ〜もういいよ、桜は今光輝が使ってる部屋な?今から部屋動かすから」
「どこ?」
「左側の2番目のとこ」
「失礼〜……この部屋嫌〜クローゼットちっさい」
「文句言うな」
「あっ、こっちは?」
「そこは俺の仕事部屋」
「あっ、こっちがいい‼クローゼット大っきいし」
「へいへい、分かりました」
「俺は結局変わらないのか」
「部屋がちゃんと移動できるまで、桜ちゃんは私の家においでよ、力仕事は男に任せてね」
「いいんですか?」
「もちろん、女の子同士仲良くね」
「杏利は女の子って歳じゃないだろ…」
「なんか言ったかなぁ〜」
「何も言ってません」
「じゃあ桜ちゃん行こう」
「ちょっと待った‼」
「なに?」
「攻めて、俺らのご飯作ってくれないか?」
「いいけど、冷蔵庫にちゃんとした物入ってる?」
「ビールとつまみぐらい…」
「分かりました、桜ちゃん行こう」
「じゃあ二人共頑張ってね〜」
「「……;;」」
こうして俺の貴重な休みは妹によって、潰されたのだった…

