『もしも〜し観光に連れてってくれる気になった?』
「なってねぇよ、とにかくすぐに帰って来い‼」
『えぇ〜』
「じゃあホームレスになれ」
『えぇ〜ヤダぁ、帰るから住ませてね』
「じゃあ早く帰って来い」
『はーブチッ』
母さんとそっくりだ、いきなり電話を切りやがる…
「ホームレスになりたくないから帰って来るってさ」
「でさ、兄ちゃん…部屋どうすんの?」
「チッ俺の仕事部屋と寝室を一つにするか」
「じゃあ仕事部屋の方潰して、それ俺の部屋、桜は俺の今の部屋」
「わかった、明日荷物届くらしいから今日の内に部屋動かさないとな」
「な〜んか嫌な予感がする」
「分かる…」

