「そういえばさ、年末は実家帰るんだけど杏利はどうする?」

「ちなみに俺も同伴です」

「まだ挨拶にも行ってないし、こんなに遅くなって悪いけど一緒に行く」

「わかった、じゃあ飛行機で行くからチケットとるけど30日の昼の便でいい?」

「うん」

「じゃあそれでチケット取ってくる」

「お願いします」

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「おじゃましました」

「またね」

「とっとと帰れ」

「兄ちゃんの家じゃないだろ」

「うるせえ」

−−バタン−

「本当仲がいいね」

「そんなことねぇよ」

「そうかな...」

「それより、杏利さん...よくも俺のことを寒空の下超時間ほったらかしてくれたなぁ」

「わっ、悪い?」

「あぁ悪いなぁ...」

「だ、大輝が悪いんでしょ」

「あぁ、でもあそこまでやる杏利も杏利だよな〜」