「ただいま〜」
「おかえり〜大輝くんいらっしゃい」
「なんか連れて来られました〜おじゃまします」
相変わらずキレイで広いこと...
「ねぇ〜いっくん化粧品会社の企画課課長の三浦 翔って知ってる?」
「あぁ〜知ってるよ、こないだ商談した」
「連絡とれる?」
「とれるよ」
「杏利の妹の利香って居るじゃない?」
「あぁ」
「その彼氏なの」
「へぇ〜」
幾音さんはすぐに電話をかけた
「もしもし遅くにすみません、BIRTHの優木です。
プライベートの件なんですが、妻があなたとお話がしたいらしくて...
はい、ありがとう じゃあちょっと変わりますね」
「もしもし、すみませんいきなり..私佐々木 利香の従姉妹なんですが、そちらに利香居ませんでしょうか?
やっぱり...いえ、そうですかすみません
利香の両親が心配していて...半年行方をくらましているので...
えっ?ご存知ないですか?
利香は高校卒業して、友達と卒業旅行行くって言って出てったままなんです。
はい、こないだ一度帰って来たのですが彼氏と結婚するって言いだして、父親が反対したらまた家を飛び出して行って...
えっ?結婚の承知を両親からもらったと利香が?
そうなんですか...一度会ってお話ししませんか?
はい、明日の1時に駅前のカフェですね
はい、は〜い遅くにすみませんでした、は〜い失礼します。」

