ざわざわ…ざわざわ……
・・・・なんだろう
気のせいかもしれないが、やけに人々(しっぽついてるけど)に見られてる気がする…否、見られている。間違いない。
きょろきょろと周りを見回していると、なんかめちゃくちゃ可愛い猫耳の女の子と目があった
すると彼女は予想外の反応を
示したのだ
目があった瞬間にぽっと顔を赤らめ、恥ずかしそうに視線を剃らしたのだ!!
(俺?俺だよな? ハハハハなんだなんだモテちゃってるんじゃないのー!? もしかして…)
「かが………」
いやいや!!
こんな可愛いコちゃんの前で「鏡、カモン!」とかダサ過ぎるだろうが!!
ここは1つかっこよく決めてやるか…
「ゴホン……魔界に在りし我が僕(しもべ)よ、我が姿を表せ!」
※要約 鏡よ出てこい!
ボフッ
「「「キャーっ!!」」」
先程よりもやや派手な爆発音で煙が吹き出すと、女の子たちが、黄色い声を上げる
ふっ、モテる男は辛いぜ…
とりあえず煙の中心にふよふよ浮いてた手鏡(なんか高そうな宝石はめてある…)を手に取り覗きこむと、そこには……
「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!?」
鏡を覗きこんでいたのは、見たことないイケメンだった。
いやいや、鏡に映ってるのは間違いなく俺のはずだから……
ということは、つまり、
俺イケメンになった。


