「こんな感じでいいかな?」
「おk。異世界の英雄になってこいってことね」
「そうそう」
・・・・・・・・・・
「分かるかぁッッ!!」
「キレる若者コワイ!!」
勢いでひっくりかえしたちゃぶ台を元に戻す
つかなんで洋室にちゃぶ台?
「ゴホン……まぁあれだよ、いまそっちの世界の治安が荒れててさ。ちょっと行ってヒーローになってくるだけだって」
ちょっと行ってヒーローになるとか軽く言うことなのか?
つかなんだヒーローって!!
「あーもうめんどくさ!!人生くれてやるって言ってんだから馬車馬の様に働け愚民!!」
「ひでぇ!!」
お前はそれでも神か!?
言って、神サマは壁に向かい、一言
「開けー……ごま!!!」
えええええ!!!?
いくらなんでもそれは…
ガチャッ
「開いたし!!」
「さ、異世界への扉だよ。治安が戻るまでは帰ってこれないから」
「横暴だ…」
「はじめての異世界だしね。とりあえず魔法を使えるようにしてあげたから。」
え、ほんと?
「ほんとほんと。さっ、行ってらっしゃーい」
「って押すな――――!!!」
こうして俺は異世界への輝かしい一歩を踏み出したのだ


