「ってことで…“キャンディ”って名のったんや。誰だと思う?」
私はさっそく話し出した。
「“キャンディ”やと、ふあふあしてる感じやんな?」
「あ、わかる!」
咲夜がちらっとこちらを見た。
何かニヤニヤしとる…
「やろ?蘭とはちごーて…」
「やかましいっ」
私は咲夜をぐーで殴った。
咲夜は「いてて」とさすった。

「んじゃあ、本題に戻りまーす」
「お前がそらしたんやろ!」

ガチャ

ドアが開いた。
誰が開けたのかは、ふつーに分かっちゃう……、あいつだ。

「なんや、咲夜、来とったん?」

…兄貴や……

「尚輝兄ちゃん!」
「兄貴、こんとってや。私情や、私情」
「ええやろ。大切な妹が咲夜なんかに襲われたらどーするんや」
「襲うようなやつ、うちにとめへんわ!」



「え、泊まるんか?」
「尚兄、おじゃまします☆」
「…えーやろ、兄貴に関係ない」
「………のーん……」
「はぁ!?NO?」
「…変態カップル」
「!!!」
「///」


「やめろ!兄貴い!帰れ!」
「はいはい、かえりますよ」


バタン。





「……」
「……」
「…ごめんな、なんか」
「ええよ、おもろいやろ笑」




咲…♪〜♪〜♪