病院に向かう道の私は 恐ろしく冷静だったように思います。 だってあなたが死ぬなんて そんなこと信じてなかったから。 葉月は絶対生きている、生きている、、、、、、 心の中で繰り返していました。 ――‥ガラガラッ 『小春ちゃん!!』 葉月の病室のドアを開けると 真っ赤な目をした蒼井さんや看護士さんが目に入りました。 そしてそこには、 ただ静かに眠っているような あなたがいました。 .