・+◇【短編】White love letter


そんな日々を繰り返していた日のことでした。



「‥‥‥小春さん?」



初めて病院に来た時に案内してくれた看護士さんが

私を呼び止めました。





「私、この病院で葉月の担当になってる蒼井っていうんだけど、今ちょっといいかな?」


「‥はい。大丈夫ですけど‥」




蒼井さんと私はロビーへ歩き、向かい合って座りました。






「葉月のこと、なんだけどね‥‥」


蒼井さんは話し始めました。





「あの子ね、最近の検査の結果があまり良くなくて‥‥大きな病院に移る事になったの。」





葉月の病気がそんなに重いものだと知らなかった私は、ショックを受けました。


「そんな‥‥どこの病院に行くんですか?」




「‥東京よ」



とてもじゃないけど



ここから東京に通うのは無理だ‥





私はいきなりハンマーで頭を殴られたかのような気分でした。











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