気がつくと知らない天井があった。



「ここ…どこ?」



あたりを見回すと扉が開いた。
そこにいたのは



「起きたか?」


「は…はい。」



レイさんだった。



「お前、大丈夫か?」


「はい。大丈夫です。」


「そっか。」


「あの…ここって?」


「あぁ、JOKERの仮眠室だ。」


「てことは、溜まり場?」

「あぁ。」



どうやって来たのかと聞いてみたら「ハル達が連れてきた。」と答えてくれた。



「あの…ケイタ達は?」


「こっち…。」



そう言って開けられたドアから二人がすごい勢いで入ってきた。



「熱はない!?」


「息苦しくねぇか!?」


「どっか痛いとこある!?」


必死な二人を見ていたら面白くなってつい、吹き出してしまった。



「「なんで笑う?」」


「だって、二人とも…アハハ…必死…だから!!」


「…心配したんだかんな?」


「うんうん。」


「まぁ、元気ならいいや♪」


「ごめんね?ありがとう!!」


「「おう!!」」



それから私はハルが持ってきてくれたアイスを食べた。
しばらく話をしていると

コンコン。


と小さくドアを叩く音がした。