龍華ー一人の華ー

苦しそうな誰かの息はモモだった。



「くそっ!!なんか袋…。」


手に持っているコンビニの袋の中身を出してモモの口にあてた。



「ゆっくり…ゆっくり吸え!!」


「ハ…ハ…。」



次第にモモの息が安定していく。



「おい!!しっかりしろ!!」

「ハッハ…ケ…タ…。」



俺の名前を呼んで気を失った。
俺は、ハルを呼び車までモモを抱きかかえていった。


ケイタside~end