龍華ー一人の華ー

「ケイタ?」

「あ?」

「ケイタって…名字須藤だったの?」

「ハ?何を今更…。」

いや、昨日あんたの存在知ったから知らねぇよ。
と心の中でツッコミをいれた。

午前中の授業も終わり私が席を立つと、

「どこ行くんだ?」

とケイタが聞いてきた。