龍華ー一人の華ー

「よーし!!高嶋!!今日もちゃんと来たな!!」

「うん。」

「あれ?須藤が来てねぇのか。」

須藤って誰?なんて不思議に思いながら窓の外を見ていた。

「よし!!HR終了!!」

そう言って担任がドアを開ける前に、勢いよくドアが開いた。

「お前、もうちょい早く来い。」

「…。」

入ってきたのは見覚えのある赤髪に目つきの悪い男。