それを聞い土方は茫然としていたがやがて、ふっと笑みをこぼした。
「全く、あんたには負けるぜ。」
まっすぐに、近藤の瞳を見つめ
「俺はあんたを信じる。」
だから、あんたはいつまでも堂々としてろ。
俺は一生あんたについていく。
近藤さん、あんたが死んだとき、俺の生きる意味も失う。
だから、今は夢を見させてくれ。
あの世で、語り合おうぜ。
2人の間に良い雰囲気が流れ始めた瞬間、外から声がかけられた。
「局長、お客様がいらっしゃいました。」
「「客?」」
※
巡察帰りの私にその知らせが届いたのは、源さんが廊下でそれを教えてくれた時だ。
「千春ちゃんが?」
「ああ、なんでも用があるらしくて、今、局長室にいる」
「千春ちゃんって、この前、源さんたちが助けたっていうあの?」
私が11番隊隊長になって間もないころ、源さんたちが一緒に屯所に連れてきたあの千春ちゃん。
前は、急いでいるからと言って、あまり話ができなかったけど、あとで挨拶くらいはできるかな?
一応、男装をしているとはいえ、私も女だ。
女がいないここで、千春ちゃんの存在は私とってはありがたいかった。
だから、もしかしたら、仲良くなれるかも、とその時私は浮かれていた。
現実はそんなに甘くはないのに……
「全く、あんたには負けるぜ。」
まっすぐに、近藤の瞳を見つめ
「俺はあんたを信じる。」
だから、あんたはいつまでも堂々としてろ。
俺は一生あんたについていく。
近藤さん、あんたが死んだとき、俺の生きる意味も失う。
だから、今は夢を見させてくれ。
あの世で、語り合おうぜ。
2人の間に良い雰囲気が流れ始めた瞬間、外から声がかけられた。
「局長、お客様がいらっしゃいました。」
「「客?」」
※
巡察帰りの私にその知らせが届いたのは、源さんが廊下でそれを教えてくれた時だ。
「千春ちゃんが?」
「ああ、なんでも用があるらしくて、今、局長室にいる」
「千春ちゃんって、この前、源さんたちが助けたっていうあの?」
私が11番隊隊長になって間もないころ、源さんたちが一緒に屯所に連れてきたあの千春ちゃん。
前は、急いでいるからと言って、あまり話ができなかったけど、あとで挨拶くらいはできるかな?
一応、男装をしているとはいえ、私も女だ。
女がいないここで、千春ちゃんの存在は私とってはありがたいかった。
だから、もしかしたら、仲良くなれるかも、とその時私は浮かれていた。
現実はそんなに甘くはないのに……


