いきなり自由になった手首をまぢまぢと見つめながら某然とする。


なんだ?
私の疑いは晴れたのか?


なんの弁明もしていないのに?



「悪かったな、坊ちゃん。手荒な真似して。」


とは、しんぱっつぁんさん。



「お前みたいに線の細い男が夜中にうろうろしてたら襲われんのは当然なんだから気をつけろよ?」


とは、平助さん。



「……………何言ってんだお前ら。…女だろう、こいつ。」



とは、土方さん。




「「えぇぇぇぇえええ⁈」」



とは、しんぱっつぁんさんと、平助さん。



その後、私はとりあえず屯所の一室を借りて部屋で休むことになった。



……………………まてまてまてまてまてまて。

展開が速すぎてついていけなかったぞ。

いつの間に私は人畜無害だと判断されたんだ?!