新撰組(仮)

久佐波にはっきりと言われ、固まる恭治。



それを見て、久佐波は少しあきれていた。






「今は、どうやって奏楽様に真実を伝えるかです」



「そうだな・・・。




 しかし、どうする?



 私が直々に行きたいが、いきなりいっても疑われるだけだろうし」





「私に良案がございます」




「良案??」




「はい。





 壬生浪士組に---------」




久佐波の言葉を聞いて恭治はきっぱりと言った。







「だめだ」