久佐波は何も答えなかった。


「・・・」



「しかーし、だからと言ってこのまま見過ごすわけにもいかない。



 しかも、壬生浪士組は男所帯だろう!?



 そうだろう、久佐波!!」





「・・・落ち着いてくださいませ、恭治様




 たしかに、壬生浪士組は男所帯でございました。




 しかし、近藤局長をはじめ、幹部らの力を借りて、



 
 何とか、害もなくやっていけているようです。」




「しかしなあ~、男所帯・・・」




まだ、ネチネチと小言をもらしている恭治に久佐波は



はっきり言った。










「そこはあまり問題ではないでしょう」