「ただいま戻りました。」



「お帰り、久佐波」



部屋の中には3人。



「お帰りなさいませ、久佐波様」




「・・・千春殿少し席を外して
 いただけますかな?」


すると、1人の少女が立ち上がった。



「では、失礼いたします」


一礼し、部屋を去っていった。




「それで?

 居場所がつかめたのかい」



「はい」


久佐波と言われたものは少し、戸惑いがちに口を開いた。



「奏楽様は壬生浪士組の11番隊隊長として
 

 働いております」





ガタッ




1人の男が驚いた顔で立ち上がった。