新撰組(仮)

すると土方さんは一つため息をついて、


「その代わり、今夜は寝れねえぞ。」


といって、許可をくれた。






「山崎さん、お手伝いに参りました!!」


「奏楽さん、みなさん!!」


「隊長!!」


部屋の中には数人の隊士が横になりぐったりとしている状態だった。


うわあ、ひどい・・・


あまりの血臭のせいで頭がくらくらしてきた。


いや、それだけじゃない・・・


どくん、どくん・・・


私は頭を横に振って気を引き締めなおした。


「山崎さん、俺も少しは手当できるので手伝います」


「それは助かります!!」


「沖田さ~ん、(邪魔するなら)手伝ってくださ~い」


「了解しました!!」


待ってましたとばかりに沖田さんは目をキラキラさせて、手伝ってくれた。


「山崎、俺も手伝おう。なにか、することはないか?」


「齋藤さん、助かります」


私は、残っていた隊士たちをみんなと一緒に手当した。