新撰組(仮)

--------夜


夕餉が終わり、部屋で一服していた時、


なんだか、屯所内が騒がしい??


屯所内の異変に気が付いた。


不思議に思っていると部屋の襖が開き
永倉さんと、齋藤さんがやってきた。


「土方さんがよんでる。

 部屋までこいってさ。」


「分かりました。

 ところで、この騒ぎ、どうかしたんですか??」


「8番隊と10番隊が巡察のとき何者かに
 襲われたらしい」


「えぇ!?」


「隊長2人はそんな重症ってわけじゃねえんだけど、
 被害が甚大らしい。」


「分かりました、行きましょう」


そういって自分の部屋を出た。





「全員そろったな。

 知ってるものもいるかもしれないが
 先ほど、巡察中の8番隊と10番隊が何者かに
 襲われ、被害にあった。」



「中には重傷者もいる。

 山崎君が手当に臨んでくれているがどうなるかわからない。


 ・・・今後このようなことがないように、今から
 対策を立てたいと思う。」


え?

対策を立てるのも大事だけど、何より今は隊士たちの傍にいてあげなくていいの?


「・・・近藤さん。

 手当に臨んでいるのは山崎さんだけなんですか?」