新撰組（仮）

それをみて今まで泣きそうになっていた隊士たちが別の意味で泣きそうになったとか（笑）


土方さんは頭をガシガシとかいて


「はあ、分かった分かった。

　分かったから頭を上げろ。ったく・・・


　お前はいつもの5倍稽古をつけろ。


　それで免除だ」



「あ、ありがとうございます!!」


思ってもみなかった罰に頬が自然と緩む。


「ほら、さっさと道場に入れ。


　・・・時間内に終わらせろよ。」



そういって土方さんは道場に中に入っていった。



道場に入ると、3馬鹿がやってきた。



「すげえな奏楽。

　稽古5倍で免除だって。」


「土方さんにしては軽いよな」


「うんうん。

　総司がこの前サボった時はこの屋敷全部の雑巾がけだったよな!!」


それはそれで嫌かも・・・


まあ、たしかにこの3人がいっていることは正しい。



土方さんのことだからもっと厳しい罰かなとは思ったけど・・・



結構軽めで良かった。



そこで、みんなと話して気持ちを和ませたけど、それでも、私の胸のもやもやは消えなかった。


そして、夜に事件は起こった。