「ふぅ~、ごちそうさま。
正確には40本だよ。」
そういわれた。
それはもう、満面の笑顔で。
ああ、これ位食べないと
沖田さんは満足しないわけですね・・・
「まったく、総司の奴、俺の分の団子まで食べやがって。」
原田さんが恨めしそうに沖田さんを見ていた。
「ごちそうさまでした、原田さん」
そんな目線なんて気にせず、帰る準備を始める沖田さん。
「ったく、こっちが気遣ってやったっていうのによ」
とブツブツ言っている原田さんと
屯所につくまで終始笑顔だった沖田さんと一緒に
屯所まで帰った。
これから私が恐れていたことが起こってしまうなんて
この時は微塵も考えてはいなかった。
※
屯所の中のある一室で。
「副長」
「どうした?」
黒ずくめの男が副長---土方歳三に話しかけた。
「鳳は叔父を探しているようです。」
「叔父?」
「はい。蔵本恭治というようです。」
「!!
(その名前は・・・)」
その名を聞いた瞬間土方の顔が一瞬だが
強ばった。
それを山崎は見逃さなかった
「・・・」
「・・・本人に確かめてみる。」
「よろしくお願いします。
・・・副長。」
「なんだ?」
「無理はしないでくださいね」
「・・・ああ。
分かってる・・・」
.
正確には40本だよ。」
そういわれた。
それはもう、満面の笑顔で。
ああ、これ位食べないと
沖田さんは満足しないわけですね・・・
「まったく、総司の奴、俺の分の団子まで食べやがって。」
原田さんが恨めしそうに沖田さんを見ていた。
「ごちそうさまでした、原田さん」
そんな目線なんて気にせず、帰る準備を始める沖田さん。
「ったく、こっちが気遣ってやったっていうのによ」
とブツブツ言っている原田さんと
屯所につくまで終始笑顔だった沖田さんと一緒に
屯所まで帰った。
これから私が恐れていたことが起こってしまうなんて
この時は微塵も考えてはいなかった。
※
屯所の中のある一室で。
「副長」
「どうした?」
黒ずくめの男が副長---土方歳三に話しかけた。
「鳳は叔父を探しているようです。」
「叔父?」
「はい。蔵本恭治というようです。」
「!!
(その名前は・・・)」
その名を聞いた瞬間土方の顔が一瞬だが
強ばった。
それを山崎は見逃さなかった
「・・・」
「・・・本人に確かめてみる。」
「よろしくお願いします。
・・・副長。」
「なんだ?」
「無理はしないでくださいね」
「・・・ああ。
分かってる・・・」
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