ドゴッ



「ぐっ…‼」



急いで私たちも路地裏に入り込み…


なんてことはせず二つある大通りへと繋がる路地裏の出入り口に回り込み、待ち伏せして逃げてきた浪士を殴って気絶させる。



さすがは一番隊と三番隊の隊士の人たちである。


つぇぇえ…



あっという間に捕縛し終わった。



「あの、大丈夫ですか?」



路地裏で、隊士の一人が震えて蹲っている女の人に触れる。


どうやら、年頃の女子が路地裏で浪士たちに襲われそうになっていたようだ。


こんな真昼間から襲われそうになるのか…


京って怖いんだなぁ…


と思いながら、縛った浪士を無理やり立たせる。




「はは、あははは…‼‼」



「なっ…?‼」