新撰組(仮)

「…」



「僕たちは何もしていません。



 女子の悲鳴を聞いた通りすがりの心優しい誰かが、浪士全員を、峰内で倒してくれていたので簡単に捕縛できました」




「…その誰かって誰だよ」




「さあ…

 僕も、実際に見たわけではないですしね



 ですが…

 襲われたらしき女子がこう叫んだそうです。



 宮部たちが、無事を確認しようと近づくとその女子は怯えて、自分は水野隊長の知り合いだ、と言って逃げてしまったらしいです。」




「…」



「奏楽ちゃんの知り合いだったら、今奏楽ちゃんがどこにいるのかも知ってたかもしれないですね。



 今から探しに行きますか?
 その女子を」




何も言わない土方に沖田は痺れを切らす。



「…その女子を助けたのは奏楽ちゃんかもしれないんです。」



「だからどうした」



沖田の反発に土方の冷めた声が聞こえてきた。



「あなたは!


 土方さんは、どうも思わないんですか!?」