新撰組(仮)

新撰組side




「この人数を一人で・・・?」



「はい。我々が行った時にはもうすでにこの状態で、女子が怯えているだけでした」



「…そう」






沖田は、目の前に縛られている数人の浪士を見ながら、宮部たちに連れて行くように促す。





この人数を、一人で、しかも全部峰内で倒すことができる人を僕は一人しか知らない。








沖田は巡察の報告をするために土方の部屋に向かった。




「土方さん」



「…お前は、礼儀という物を知れ」



何も言わずに入った沖田だが、悪びれもなく無視する。




「今日の巡察で浪士数人を捕縛しました。」



土方のまとう空気が冷たくなったのが分かった。