新撰組(仮)

「大丈夫。



 彼らは悪い奴らじゃない。



 そうだな、何か言われそうになったら…



 『自分は水野隊長と知り合いだ』とかなんとか言っとけばたぶんあいつら、手を出さないから」




「…もしかして、あなた様も?」




「もしかしなくとも、そうですね。



 まあ、過去形ですけど。」




私は苦笑いをもらした。



さすがにそろそろヤバい。



そそくさと、その場から離れることにした。





「じゃあ、お気をつけて」




ポカーンとしたままの女子を残して、私は部屋の影を通って人ごみに消えた。