だから、私ごときのことで期待するなんてことないか。



なんて、そんなことを思っていたらだんだんモヤモヤしてきた。



ああー、もう!!




なんだか、そんなこと思ってたら逆にイライラしてきた。


何に対してムカついているのかは分からないけど。




その後も、涙は止まるはずもなくずっと泣いていた。








会いたい、でも会えない。


これを覚悟したうえで、奏楽は次の日に屯所を出た。



一枚の、置手紙を残して。