新撰組(仮)

だから、無理をしてでもいつもみたいな笑顔を張り付けようと必死になった。



その行動にまたまた土方さんの顔が歪んだ。


私、土方さんのこと困らせてばっかり…



それでも、今落ち込んだらそれこそ、土方さんを困らせるだけだ。



そう思って、私はその顔をできるだけ保った。





「ちょっと、目が痛くて…」



「なんで、泣いてんだよ」



「いや、ですから…」



「俺が聞いてんのは嘘のことじゃねえ。


 …お前の気持ちに聞いてんだよ」



私の、気持ち?


そんなの、土方さんにあえなくなるのが悲しいからじゃないですか!!



でも、そんなこと言えない。





「そんなに俺と一緒にいるのが嫌か」


「え…」



なんでそうなるの?