新撰組(仮)

宮部は今の、11番隊の副隊長。


私よりも、近藤さんたちとの付き合いが長く近藤さんが納得するのも当然だろう。




私はその反応にほっとしつつ、宮部に事を頼みに行くために早々に部屋を出た。









宮部は、私の頼みに動揺していたようだがあまり深くは追求せず、頼みに応じてくれた。




(半月弱、か…)



私が、ここを離れて特訓する期間は半月弱。

ここの生活が好きな私は耐えられるだろうか?


今までなかった、大人数での生活。

最初のほうこそは鬱陶しいとまで思っていたが、今は温かいとまで思えるようになった。




(もしかしたら、)



もしかしたら、私はここに戻れなくなってしまうのだろうか?



先見の巫女として、天皇様に顔を合わせたら、私はそのまま先見の巫女として、一生暮らしていかなければならないのだろうか



(…その可能性も、なくはない、な)




その可能性に苦笑いをもらしてた時、廊下の前方から人影が見えた。




「千春?」