新撰組(仮)

「バレバレですよ、土方さん。


 できる事なら、一日中傍に置きたいとまで思ってるんじゃないですか?


 こんなに可愛い証拠を残してくれるなんて、実に愉快ですね」



沖田がしゃべるのが早いか、土方が振り返るのが早いか、沖田は読み上げた。



「『知れば迷い 知らねば迷わぬ 恋の道』」



読み上げられたそれは土方が恋をしているという証拠には十分すぎるものだった。