新撰組(仮)

30代半ばくらいだろうか、きりっとした眉に目元は涼しげに流れている。


輪郭と肩幅は、しっかりとしていて男らしさを感じる。




・・・美丈夫。



一言で言えば、こうだ。


壬生朗のみんなも端正な顔立ちをしているとは思うが、叔父様はその上をゆく。


しかも、この若さで蔵本家現当主・・・


若いな。



さっきまでの緊張なんて露知らず、今は叔父様の容姿に見惚れていた。



すると、今までじっとこちらを見ていた叔父様の目元が下がり、くしゃりと微笑んだ。



・・・え?



さっきの硬質な声と無表情からは想像もできないような愛らしいというか、美しい表情を向けられた。





「奏楽、会いたかったよ」





えぇ!?


さっきまでのあの緊張感はどこえやら。


優しい顔で言われたのは甘い言葉だった。



想像と真逆の行動に私は戸惑うばかりだった。