新撰組(仮)

笑顔で言われて、ほっとする。



ほっとしたのも束の間、勢いよくスパーンと襖が開いた。



襖を開けて入ってきたのは千春だった。



「奏楽様!!」



起きている私を見つけて、勢いよくそばまで駆け寄ってくる。




「ご無事ですか!?

 どこか、痛いところとかございませんかっ?」


「だ、大丈夫・・・」



駆けつけてすぐ心配してくれるのはありがたいんだけど、今「様」づけで呼んだよね・・・



・・・まあ、心配してくれるのはうれしいし、今は気にしないでいようか。



沖田さんも気づいてないだろうし。



ちらりと視線を動かすと、沖田さんは、あいかわらずにこにこしていた。



「本当ですか!?


 ようございました・・・



 1日半もお目覚めにならなくて、私(わたくし)、もう気が気でなくて・・・



 いったいどうしたものかと・・・」



涙ぐんでいる彼女を見て本当に心配させてしまったのだと、申し訳ない気持ちになった。