新撰組(仮)

それを隊長たち幹部は少し離れたところで見ている。




近藤はあえて、この場に連れてこなかった。



ここにいたら、一番にかかわりにいきそうだから。






あの雄叫びが聞こえていた時から予想はついていたが・・・


水野の怒りようが想像以上だ。




奏楽に近寄るのが怖いので千春を助け出した時点で土方たちの仕事は終わった。



だが、それでもこの場にいるということは相当暇なのだろう。




始めは笑顔で接していたが、笑顔と言っても怒り具合が如実に表れていた。



だんだんと、お説教じみたことをはなしだし、時には「分かってんのか、ゴラア」など、言葉づかいが悪くなっていた。(その間、終始正座)




そして最後、やっと気が済んだのか、隊士たちを正座地獄から解放した。



隊士たちは怪我をしているのにもかかわらず、お説教をされ屍のように布団の上に倒れこんだ。




「あれ?


 土方さんたち、いたんですか?」