新撰組(仮)

その頃部屋では、隊士たちが怯えていました。



「お前ら、もっかい千春を怖がらせてみろ・・・


 ただじゃ、済まさねえからな・・・!」




「は、はぃ。

 すみませんっしたあーーー!!」




さかのぼること少し前。


千春をかかえた齋藤の背中を見つめながら、土方さんと沖田さんは話をしていた




「・・・雄叫びが聞こえた瞬間、一君、反応するのが早かったですよね」





「ああ。

 水野と藤原がいないのに気付いて、落ち着きなかったからな。」




「目線はいつも千春ちゃんを探してるんですね。」



それに土方はため息をついた。



「いつもって、昨日来たばかりじゃねえか、あいつは」




「・・・じゃあ、1日中視線は千春ちゃん。」




「・・・」





それもあり得なくはないなと思い、土方は言葉に詰まった。