新撰組(仮)

「すみません!!


 驚いてるのに気付かなくて・・・」



隊士のみなさんはバツの悪そうな顔をして謝ってくれた。



「それに、千春に手ぇだすと後が怖いぜ、なあ?」



藤堂さんが隊士さんたちの後ろを指さした。



隊士さんたちは一斉に振り返る。



その間に私は、齋藤さんの手をかりて起き上ろうとした。



「あれ?」



・・・立ち上がれない


もしかして、腰ぬけた?


恐怖のあまり、腰が抜けてしまって立ち上がれなくなってしまった。


どうしよう、と思っていると齋藤さんがしゃがみこんできた。



すっと私の足の下に手を入れて持ち上げてくれた。



(え!?)


驚いたものの、腰が抜けていてまともに暴れることもできなかった。




「副長、藤原を自室に連れて行きます」



「ああ、頼んだ」