新撰組(仮)

怖くなって、ギュッと目を閉じるともたれかかっていた襖が開いて外に倒れこんでしまった。


しかし、私の背中は冷たい床につくことはなかった。




「さっき、すげえ雄叫びが聞こえたが、大丈夫か!?」



後から土方さんたちが駆けつけてきた。



「大丈夫か?

 藤原?」


どうやら襖を開けたのは齋藤さんで私は齋藤さんの足にもたれかかってしまったよう。


よけなきゃと頭が働くが体がいうことを聞いてくれなかった。




「こら、可愛い子が入ってきたからって襲わないの」



そんな私を察してくれてか、沖田さんが私と隊士さんたちの間に割って入ってきた。



「いじめんじゃねえよ~、せっかく女中にきてくれるってのにお前らは追い返しちまいてえのか!!」



「興奮するのは分かりますが、彼女の気持ちも考えてあげましょう。

 さすがにさっきのは驚いてしまいますよ」



みなさん・・・



「いや、すみません!


 初めての女中だったもので・・・」


「ったくしっかりしろー、その初の女中もお前たちのせいでやめちまうかもしれねえぞ」



原田さんが脅すと、隊士のみなさんは一斉に頭を下げた。