数日後。

私はまた、英成と食事していた。


「今日はどこ行きたい?」

「ん~任せるよ。」


私は適当に答える。

「杏奈さ~今日あんま来たくなかった?」

「えっなんで?」

「なんか…いつにも増して上の空?な感じ。」

私はいつもそんなふうに見られてたのか。

「いや、そんなことないよ。ちょっと学校疲れただけ。」


嘘ではないけど、気が乗らないのは多分、そんな理由じゃない。


「まぁ…いいけどね。じゃあ、今日はバーでも行っちゃいますか。」

「英成、運転じゃん。」

「俺は飲まないようにするから大丈夫。杏奈の疲れ吹っ飛ばすぞ。」なんだか楽しそうに言っている。

「なにそれ。まぁ飲みたい気分だからどこでもいいや。」

「オッケ。」

任せろとゆう笑顔を浮かべて、お店に向かった。