眠りから覚めると、気づいたらもう朝で、久しぶりの二日酔いに頭がちょっとガンガンしていた。



「じゃあ帰ります~。」

小さな声で、知哉にそう伝え、私と千明は家を出た。

洋介と駿は起きそうにもないので、起こさないように忍び足。


その日は何も予定がないので、そのまま千明の家まで行き、午後までずっと休むことにした。


今までとは何も変わらない日常だけど、確実に私のケータイには一人のアドレスが増えた。


駿……沢山話せて、なんだか楽しかったなぁ。