「あっ、そっちは…?」

一人一歩下がった場所に座る人。無口なんかな…?

「こいつは中谷駿。同じ学科。」
そう言って知哉が紹介した。

「…ども。」
小さく言った言葉。それになんだかつまらなそうな様子だった。

「元気ないね…?」
そんな様子が気になり、思わず聞いてみる。

「まぁー駿は無理矢理連れてきたからね。こいつめんどくさがりだし。なっ?」

「お前なぁ…俺を無理矢理起こしたくせに、なんか偉そうだし。」

駿は昼寝でもしてたのか。ちょっとご機嫌ななめなのね…。


「ふ~ん。知哉が悪いね。かわいそぉー。」

「いいじゃん、人数多いほうが。」


そういう問題か?
まぁ、来たくないのに、連れてこられたのは迷惑だったろうなぁ。