「まず最初の料理番…。
彼を射抜いたボウガンの仕掛けを施したのは、私です。
“厨房内の安全確認をする”と言ったら彼らはあっさり自分達の城を明け渡してくれたので、仕掛ける時間は充分ありました。
…その次。
メイドの感電死はデボンがやってくれました。
あの浴室が、別荘内ではアネリさんしか使用できないことを聞きましてね。殺害場所としてはうってつけでしたよ。
薬で眠らせたメイドをバスタブに漬け、コンセントに繋いだ電子機器をそこに投げ込ませたんです。
デボンは本当に忠実な男でしたよ。
貴女の従者のようにね。」
もしここにパーシバルがいたなら、激昂してマドックを生かすことはしないだろう。
だがそんなことは起きないと分かっているから、マドックはこんなにも酷い話を口にできるのだ。



