拳銃を握ったまま5メートルは吹き飛ぶマドック。 「ぐぁ…っ!!」 しかし壁にぶつかる前に、積まれていた段ボール箱の山にたたき付けられて止まった。 撃たれたアネリは、 「……ぁ…………。」 そのまま前のめりに倒れ込む。 バネッサがすぐに抱き起こした。 「お嬢様っ、お嬢様…!」 揺さぶるが返事がない。 いつもなら皮肉や嫌味のひとつでも言われるのに、 そのアネリが、…撃たれた。 「…………っ!!!」 バネッサの胸がざわついた。